ヨーロッパ蛮行紀

ドイツ好き蛮族による侵略の軌跡

ドイツ・ハルツ蛮行紀④ヴェルニゲローデ城

ホテルにチェックインし、いよいよ本格的に観光開始。

まずはマルクト広場へ来る道中でも見た、ヴェルニゲローデ城へ向かいます。

徒歩で行くことも可能ですが、丘の上にあり急勾配な坂を登らなくてはならないので、マルクト通りから出ているビンメルバーンに乗ります。


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こちらがヴェルニゲローデ城と旧市街を結ぶビンメルバーンです。

機関車の形をしてるのが可愛いですね~。

 

ヴェルニゲローデでは二つの会社が城行きのバスを運行しており、ビンメルバーンとシュロスバーンがあります。

ビンメルバーンはマルクト広場からのみ出ていますが、シュロスバーンは市内の4ヶ所くらいに発着所があります。

一番メインのブライテ通りの停留所は工事のため通行止めになっており、滞在中は一度もシュロスバーンを見かけませんでした。(運休してたのか見逃しただけかは分からないけど)

 

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市庁舎の向かって左側へ進んでいくと、ビンメルバーンの黄色い停留所が見えてきました。

9時30分から、20分おきにマルクトと城を往復します。


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チケットは道路を挟んで反対側にあるオフィスで買えます。

オフィスの中は薄暗く、おばちゃんが暇そうにしていて、本当にここで合ってるか?と不安になりながらも入店。

 

「Hallo. Ich möchte zum Schloss fahren.(城に行きたいんですが~……)」

と恐る恐る聞いてみる。

おばちゃん頷いてるので合ってるようです。

城には行き帰りともビンメルバーンに乗るつもりなので、チケットも往復で買います。

「Einmal Hin und Zurück, bitte.(往復を一枚ください)」

で無事にチケットをゲット。

水彩画のような可愛いイラストが描いてあります。こういうのは記念になりますね。


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10分前くらいから停留所で待っていると、真っ黄色のボディが目立つビンメルバーンがやってきました。

ほぼ定刻通りです。

 

Tシャツに半パンの超ラフな格好したお兄さんが運転席から降りてきますが、特にチケットを確認することもなくどんどん乗り込んでいく乗客達……。

チケット持ってること前提でやってるんですかね。ここら辺がドイツ~って感じです。いろいろと適当(笑)


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出発するや否や、ものすごいスピードで街中を駆けていくビンメルバーン。

石畳で車体はギッシギシ揺れます。ウィーンのフィアカーより揺れたと思う。本当に石畳を車で走ろうと考えた奴はどうかしてる。


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気を付けないと舌を噛みます。

 

運転しながらガイドもするお兄さん。

軽快なマイクパフォーマンスと共にバスは坂道を登っていきます。


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途中で馬車と遭遇。

 

乗車時間は10分程です。


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城壁の手前側で降りて少し歩きます。


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ド◯クエみたいな門を潜りつつ、


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庭園に到着しました!


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噴水と、砲台が数基展示されています。

城自体は見る限り完全に居住のための「Schloβ」ですが、多少なりとも防衛機能を備えているところを見るとやはり近世~近代の建物だなという感じがあります。


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庭園には貸衣装のフォトスタジオ?的なところがありました(よく見なかった)


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城の中は見学することが出来、チケットオフィスで入場券を買います。

「Ein Erwachsener, bitte.(大人一枚ください)」でOKです。確か7€くらいだったかな。


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門をくぐるとまず中庭に出ます。

緑に覆われた壁面とゴシック様式の建物が非常に綺麗です。


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住みたいわ(切実)

 

城内は撮影禁止のため、残念ながら写真はありませんが、立派な教会と大広間があり、1時間くらいじっくりと観賞させてもらいました。


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再び庭園に戻り、ヴェルニゲローデの街を一望。

停留所からビンメルバーンで市内へ帰ります。


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停留所近くの広場が良い雰囲気でした。

 

戻るころにはもう夕方になっていたので、店が閉まらないうちにご飯を食べます。


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マルクト広場に面した、Wieckerというカフェに来ました。

 

基本的に空いてる席にそのまま座ればウェイターさんが来てくれますが、一応中にいる店員さんに声をかけておきました。

中でも外でも良いよ~とのことでしたので、折角だしテラス席に座ります。

 

メニューを眺めてたらおばちゃんが注文をとりに来ました。

今回頼んだのはこちら。


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マルゲリータ(と書いてあった)

私の知ってるマルゲリータと違う……。


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そしてアイスショコラーデ!

冷たいココアの上にバニラアイスとホイップクリームが乗ってます。

夏はやっぱりアイスカフェかアイスショコラーデだな。

 

料理のオーダーですが、

「Ich hätte gerne ◯◯ bitte.(◯◯をいただけますか)」や

「Ich möchte ◯◯ bitte.(◯◯がほしいのですが)」で大丈夫です。

Ich hätte gerne~の方がより丁寧な表現ですが、どう見ても日本人の観光客にそこまでの丁寧さは求めませんので、めんどくさかったらメニュー指差して「Das Bitte」でも通じます(笑)

 

マルゲリータ(仮)は意外とボリュームがありましたが何とか完食。

 

ハルツの街は大体どこも18時を過ぎると店を閉めはじめるので、まだ明るくて勿体無いですが特にやることもないのでホテルに戻って休みます。

 

明日は早朝からハルツ狭軌鉄道に乗り、ブロッケン山を目指します。

 

次回へ続く。